余裕資金があるなら一時払い養老保険

graphline128_128余裕資金がある方に利用される生命保険に「一時払い養老保険」という生命保険があります。「一時払い養老保険」は名前の通り養老保険の一種ですが、どういう養老保険なのでしょうか。

一時払い養老保険とは

養老保険と同様に、一定期間死亡や所定の高度障害状態になった場合に保険金が受け取れると同時に満期になっても満期保険金を受け取ることができる特徴を持つ一時払いの養老保険のことです。一時払いという点が大きな特徴であり、契約時に全額保険料を支払う形になります。

例えば、第一生命の「ニュー・一時払養老」では

契約時 年齢40歳 男性
保険期間 10年

予定利率 0.7%
一時払い保険料 200万円
保険金額 204.6万円

予定利率 1.0%
一時払い保険料 200万円
保険金額 210.6万円

となっています。予定利率は契約の時期によって変動しますが、少なくとも払込した保険料以上は受け取れる生命保険と言えます。

一時払い養老保険は本当にメリットがあるのか?

一時払い養老保険のメリットは払込保険料よりも確実に保険金が受け取れるということです。

と書いてあることが多いのですが、実はこれはそれほどのメリットではありません。

定期預金で年率0.5%の10年ものに預入すると200万円で税引き後利益が8万円です。つまり、上記の予定利率0.7%の一時払い養老保険の貯蓄性よりも高い利息が受け取れるのです。確かに一時払い養老保険の場合は、保険加入の直後に保険が発生しても、保険金額が受け取れるのですが、数万円程度の差しかないので貯蓄性という意味では定期預金と比べて本当にメリットがあるとは言えないのです。

予定利率が高くなればメリットは出てくる

現在は景気が悪いため、生命保険の予定利率が下がってしまっているのが現状です。上記の例にもあるように予定利率が0.7%なのか、1.0%なのか、0.3%しか差がなくても保険金額では6万円もの差が出てしまうのです。

1.0%だとした場合には、定期預金よりも貯蓄性が高くなり、かつ生命保険料控除などの節税にも利用できるためメリットが出てくるのです。

これが0.7%という予定利率の場合は、定期預金の方が10年後の利息は大きく、かつペイオフ(預金保険)で守られていることも加味すれば一時払い養老保険のメリットは少ないと言えるのです。

一時払い養老保険を選ぶ際には「予定利率」をチェックして、定期預金などの資産運用と比較したうえで利用することが重要なのです。