終身保険を中心に検討してみたいと考えている方におすすめの終身保険の選び方を解説します。終身保険は定期保険を選ぶ場合と比較してある程度じっくりとライフプランを考える必要があります。
大前提として終身保険は貯蓄としての側面もあることを理解する
定期保険を選ぶ場合には
必要な保障額を算出すれば、自分で一番保険料が安い定期保険を比較検討することでことが足ります。
しかし、終身保険の場合には下記のような複雑な要素が大きく組み合わさってくるのです。
- 終身保険だけでは必要保障額のすべてをカバーすることはできない
- 終身保険と定期保険はセットで考える必要がある
- 終身保険には特約や細かい種類があるため何が違うのか違いを理解する必要がある
- 終身保険は貯蓄という要素もあるため、より具体的に家族の将来設計を考える必要がある
・・・
というように一筋縄ではいかないのが終身保険選びなのです。
ごくに重要なポイントは終身保険を選ぶことが難しいのではなく、家族の将来設計であるライフプランを設計し、貯蓄や保険も含めた家計の未来図を描くことが難しいのです。
そのライフプランに合わせて終身保険と定期保険(収入保障保険・養老保険)を組み合わせてバランスを取る作業が発生するため、専門家の助けを借りるのがおすすめの方法なのです。
1.ファイナンシャルプランナーに相談をする
まず、おすすめしたいのはファイナンシャルプランナーに相談することです。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家であるため、保険のことだけではなく、年金、貯蓄、ローンなど全体的な専門知識を保有しています。
貯蓄としての要素を持つ終身保険を選ぶためには、全体的な家族の将来設計をお金の面を中心に考える必要があるため、自分でネットで検索して探すのでは不十分なのです。保険専門の来店相談や保険の営業マンでも、不十分なのは終身保険は保険以外の年金、貯蓄、ローンなどの要素とも複雑に関係してしまうからです。
2.最低3人と面談する
ファイナンシャルプランナーは保険以外のお金のことも含めたトータルな知識を持っていることが大きなメリットですが、デメリットは個人によって能力が大きく異なるということなのです。
非常に優秀で引き出しが多い、相談解決事例が多いファイナンシャルプランナーもいれば、駆け出しのファイナンシャルプランナーもいるのです。
1人だけに相談してしまって、あたりを引けば良いですが、はずれの人に相談してしまったら、ライフプランも崩れてしまいます。
そのため、最低でも3人のファイナンシャルプランナーとは面談して、あたりの人である確率を上げる必要があるのです。
3人から同じ状況で生命保険相談を受けると、各々の行っていることの違いが明確になるメリットもあります。自然と生命保険に対する知識も深まるので、適切な判断をすることが可能です。
間違っても、面倒だから1人のファイナンシャルプランナーだけでいいやと思わないようにしましょう。手間ではありますが、生命保険相談は一生の問題なので念には念を入れるべきなのです。
3.ファイナンシャルプランナーから出された条件を自分でチェックする
ファイナンシャルプランナーと相談する場合には
1.ヒアリング、アンケート
2.ファイナンシャルプランナーからのライフプランや保険の提案
3.検討後、返答
という流れになることが多いです。2番のファイナンシャルプランナーからの保険の提案があった時に、自分で同じ条件の保険で他に保険料の安いものがないのか?比較検討することをおすすめします。
生命保険の比較サイト「価格.com」では、終身保険の条件によって保険料の安い生命保険会社の資料を取り寄せることができます。
他の生命保険会社の方が、同じ保障内容なのに安いケースも多々あります。提案だけは受け入れて実際に使う生命保険会社は別の会社でも問題ないのです。
まとめ
終身保険は最初に述べたようにライフプランの設計、家族の将来設計との兼ね合いが大きくなってしまいます。
そのため、ファイナンシャルプランナーに相談しながら決めるのが一番良い方法と言えます。
注意すべきなのは、ファイナンシャルプランナーは個人個人の力量の差が大きいというところです。相談自体は無料なので納得できる人と会えない場合は妥協することなく次の人を紹介してもらいましょう。