養老保険の選び方「保険会社は養老保険を売りたがらない」

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養老保険を選ぶ前に知っておかなければならないことは、「生命保険の保険会社は養老保険を売りたがらない。」ということです。

保険会社は養老保険を売りたがらない

保険会社にとってみると、養老保険とは何十年後の未来に受け取った保険料にプラスαをして満期保険金として返さなければならない生命保険です。

当然、保険会社も預かった保険金をいろいろな方法で資産運用して増やすため、本来は多めに満期に保険金を支払ったとしても、問題ないと考えられていたのですが

不況が続き、金利も超低金利が続いている日本の場合は、順調に資産運用でお金を増やし続けることというのは至難の業なのです。

特にバブルのころは保険会社は資産運用商品であり、かつ保障も付いているという営業文句で養老保険を売りまくったのです。しかし、その結果、バブル期に予定利率5.0%超の養老保険に加入した方が相当数いて、保険会社は満期が来るのをびくびく待っているという状態になってしまっているのです。

よほどの敏腕投資家でない限り、数百億円、数千億円の保険料を年率5.0%超えで増やし続けることなんて不可能に近いのです。

バブル期に養老保険に入った方は預貯金よりも大きく得をする可能性がある一方、保険会社は大きく損失を出してしまう可能性があるということなのです。

結果、養老保険を積極的に販売する生命保険会社というのは希少な存在になっているのです。

また、あったとしても養老保険の満期保険金の返戻率が非常に小さくなっているのです。

養老保険を選ぶ前にこのことは理解しておきましょう。

ネット生保なども、定期保険、収入保障保険、終身保険は販売しているけれども、養老保険を販売しているネット生保というのはほぼないのです。

気に入った条件の養老保険がなければ終身保険を検討する

上記のような理由で養老保険を販売している生命保険会社は少なくなってしまいました。あったとしても条件が良くないのです。

この場合には、養老保険にこだわる必要はなく、同じように貯蓄性があり、満期まで待てば解約返戻率が100%を超える終身保険を選べば良いのです。

満期を過ぎて解約することを前提にするのであれば、養老保険も、終身保険も、ほぼ同じものと言えるのです。

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