生命保険は保険料が安い「掛け捨て」商品が主流になりつつありますが、実際のアンケートでは、「掛け捨て」か「貯蓄型」どちらに加入したいという方が多いのでしょうか。ここでは、生命保険文化センターが発表しているデータを紹介します。
掛け捨て型商品志向か貯蓄型商品志向か
- A:掛け捨て(貯蓄機能のない)の生命保険に加入したい
- B:貯蓄機能を兼ねた生命保険に加入したい
出典:生活保障に関する調査(速報版)/生命保険文化センター
調査時期:平成25年4月13日~6月10日
調査サンプル:4,043
調査対象:18~69歳の男女個人
加入意向は「貯蓄型の生命保険」の方が多い
生命保険は、「掛け捨て型の方が利用者が多くなっており、貯蓄型の生命保険は少なくなってきている。」という論調が多いのですが、実際に「加入意向」だけ見ると、貯蓄性のある生命保険の方が人気が高い結果となっています。2倍以上貯蓄性の方の人気が高い結果になっています。
しかし、これはあくまでも「加入したい」という加入意向を聞いている質問のため、実際にどちらの生命保険に加入しているのか?を聞いた場合には違う結果になってしまうでしょう。
やはり、「貯蓄型の生命保険」に加入したいが、保険料を計算してみると「掛け捨て型の生命保険」の4倍、5倍ほどに保険料が跳ね上がってしまうため、保険料の安い「掛け捨て」を選んでいるという方が多いのではないでしょうか。
保険料を考慮して行っているアンケートではないため、結果が逆になっていると言えます。実際に生命保険加入の目的のアンケートでは、「貯蓄」「老後資金」という割合は年々減っています。
生命保険加入の参考にしましょう。