公的保険分は必要保障額から除いて生命保険を見直し

calculation128_128生命保険の見直しや生命保険の加入を考える前に・・・まず、考えなければそもそも民間企業が提供している生命保険というものは、公的保険を補うものなのです。つまり、公的保険のことも把握していなければ民間の生命保険を正しく選ぶことはできないのです。

公的保険とは

公的保険とは、日本の国民が強制的に加入しなければならない保険のことで、国や地方公共団体などが運営する保険のことを言います。

主な公的保険としては

  • 健康保険
  • 国民健康保険
  • 共済
  • 高齢者医療制度
  • 介護保険
  • 国民年金
  • 厚生年金保険
  • 労災保険
  • 雇用保険

などが挙げられます。

公的保険と私的保険の違い

項目民間保険/私的保険公的保険
加入任意加入強制加入
解約可能不可
保険料リスクに応じて決まる
年齢、性別、保険の種類などによって決定
一定額または収入に応じて決まる
保険会社の倒産リスクありなし
税金優遇はあるが公的保険よりは少ない控除、優遇制度あり

公的保険の解説

医療保険

医療保険というのは、病気になった時の診療費用、手術費用、薬代、入院費などを安くしてくれる保険のことです。私たちが日常的に病院に行くときにもっていく保険証がこの医療保険の証明になっています。

現在では病気の治療や診療などの費用は自己負担分が3割で7割が国が支払っている形になっているのです。

会社員の場合は「健康保険」、自営業の方などは「国民健康保険」、公務員の方は「共済組合」など種類が異なります。

年金保険

年金保険というのは、老後の生活費のために支払われるもので、年金保険を現役世代の間に所定の期間支払っておくと老後に毎月年金が受け取れるため、老後の心配がなくなるという保険制度になります。

また、障害者になった場合の障害者年金や遺族のための遺族年金などもあります。

会社員の場合は「厚生年金」、自営業の方などは「国民年金」など種類が異なります。

介護保険

介護保険というのは、ケガや病気で要介護状態になった場合に少ない自己負担で介護サービスを受けることができる保険のことです。

労働保険

労働保険というのは、仕事中にケガをして働けなくなった場合や失業してしまった場合に賃金の何割かが一定期間支払われる保険制度のことです。

生命保険は公的保険で足りない部分を補うもの

生命保険で遺族の必要保障額のすべてを賄う必要があると勘違いしている方も多く、高額な保険金を設定してしまっている方も多いのです。

しかし、例えば遺族には遺族年金が、老後には国民年金が収入として入るため、、本来は必要保障額からこの年金収入部分は除くことが可能なのです。

必要保障額が下がれば必然的に払込保険料も安くなるため、生命保険の見直しと公的保険というものはセットで考えるものなのです。

必要保障額は加入している公的保険の種類や期間によって異なるため一概には言えませんが、ご自身の場合の公的保険による収入額をきちんと計算して、生命保険を見直すことが必要なのです。