「抱き合わせ保険」は危険。「抱き合わせ保険」こそ見直しが必要

shoppingbag2128_128生命保険で一番入ってはいけない保険。それは「抱き合わせ保険」と言われるものです。この「抱き合わせ保険」とはいったい何なのでしょうか。

「抱き合わせ保険」は複数の特約集合体

生命保険には、「抱き合わせ保険」と呼ばれる、複数の保障が合体した生命保険があります。

例えば、終身保険に入ろうとしたときに下記のような特約が付帯されているケースです。

  • 介護保障特約
  • 高度先進医療特約
  • 特定疾病特約
  • 傷害特約
  • 災害死亡特約
  • 保険料免除特約

・・・など

本来は、死亡時の家族の生活費をまかなうことを目的として生命保険を選んでいたのですが、営業の方に勧められるがままに、「あれもあった方が良い」「これももしかしたら・・・」と特約を組み合わせはじめてしまい、気付いたら、特約だらけの終身保険になってしまい、結果保険料は高くなり、死亡一時金は低くなってしまった。

なんてことがかなりのケースで見受けられるのです。

特にこのような「抱き合わせ保険」は、国内の生命保険会社でも一般的に販売されており、商品の説明を受ければ受けるほど、不安になってしまい、結果不必要な特約が多くなってしまうのです。

例えば、ある生命保険会社のプランでは

40歳 男性 月額保険料 36,332円

○介護

  • 所定の要介護状態Bが30日継続(30日ごとに)    24万円×最高5回
  • 所定の要介護状態Aが180日継続    年金年額240万円×64歳まで

○死亡・高度障害

  • 年金年額240万円×64歳まで
  • 一時金600万円    

○特約

  • 5つの重度慢性疾患(重度の高血圧症や重度の糖尿病等)    一時金300万円
  • 急性心筋梗塞・脳卒中    一時金300万
  • がん(悪性新生物)    一時金400万円
  • がん(上皮内新生物)    一時金100万円
  • 入院    入院したとき(1回の入院につき)    一時金100,000円
  • ケガや病気    1~180日目    日額10,000円
  • 所定の成人病(糖尿病・心疾患・高血圧性疾患・脳血管疾患)    男性日額20,000円女性日額15,000円
  • 女性特有の病気(がん以外)    女性のみ日額15,000円
  • がん    1日目~日数無制限    日額30,000円
  • 入院中の手術(がん以外)    10万円
  • がん入院中の手術    20万円
  • 外来手術(入院を伴わない)    5万円
  • 放射線治療    一時金10万円
  • 抗がん剤治療・疼痛(とうつう)緩和ケア    月に1回10万円(通算120か月)
  • 骨折(ひび)    1回につき5万円
  • 顔のケガ(所定の顔面損傷状態)    1回につき50万円
  • 先進医療による療養    1回につき最高50万円

○主契約

  • 第1保険期間満了時まで    経過期間に応じた死亡保険金
  • 第1保険期間満了時~一生涯    死亡のとき    一時金150万円

一見、いろんな保障がついていて安心と思ってしまうかもしれません。しかし、これでは主契約がおまけのようなものになってしまい、保険料が月約4万円でも、死亡一時金は600万円に過ぎないのです。保険料を払わずに40歳から12年貯金したら、死亡一時金に達してしまいます。これでは本来の生命保険のメリットというのがほとんどなくなってしまうのです。

「抱き合わせ保険」は無駄

生命保険は、目的に合わせて選ぶもの

という話を当サイトでは何度もしています。

そもそも、特約というオプションは目的とは違うところに位置するものなのです。

特約が「あった方がいい」というのは当然ですが、その分保険料が高くなり、結果として目的としていた保障、例えば死亡一時金などが下がってしまうのであれば、本末転倒も甚だしいと言えるでしょう。

目的にそっていない生命保険は、保険料の無駄なのです。

自身が加入している生命保険に特約が2つ以上含まれている場合には、「そもそもの生命保険加入の目的」を思い出して、「それに本当に必要な特約なのか?」を今一度見直してみると良いでしょう。

不必要な特約に加入しているのであれば、生命保険見直しのタイミングなのです。