養老保険は死亡保障のために入る生命保険ではなく、老後資金の貯蓄、資産運用のために入るものと解説しましたが、ということは、養老保険を選ぶときに一番中よなポイントは保障額ではなく、満期時に支払われる保険金が多いか少ないかということになるのです。
養老保険は満期保険金の返戻率で選ぶ
養老保険は貯蓄であり、資産運用です。
つまり、重要なのは満期時にどのくらいお金が増えて戻ってくるのか?
ということに尽きるのです。
下記は価格.com保険での養老保険の検索結果ですが、残念ながらここではオリックス生命一社しかないため、うまく比較検討はできませんがイメージはつかめると思います。
一番右に「返戻率」というものがありますが、これが満期になった場合に戻ってくる割合なのです。
返戻率が102%だとしたら、払込保険料総額が200万円だとしたら、満期に204万円で返ってくるということになります。
この返戻率が100%を切るようなら養老保険に入る意味はないと言っても過言ではありません。
資産運用として養老保険を選ぶ以上、100%以上のプラスで戻ってくるものを選ばない手はないのです。
返戻率は加入年数に応じて変わる
上記の例を見てもらえればわかるとおりに同じ保険会社であるのにもかかわらず返戻率が100%を切っているものがあるかと思います。
これらはすべて10年満期の養老保険なのです。
それ以外は60歳満期なので、30年間支払うことを前提とした返戻率になります。
このように養老保険は加入年数に応じて満期の返戻率が変わってくるということなのです。
先ほど話した通りで返戻率が100%を切るなら養老保険に入る意味がないので、満期までの期間が長い養老保険を選ぶことで、返戻率を100%以上にすることをおすすめします。