生命保険には、無料相談をする方法がたくさん用意されています。では、どの方法で生命保険の相談をするのがベストなのでしょうか?
生命保険相談の種類
- 生命保険会社に相談する
- 保険相談専門窓口で相談する
- 独立系FP(ファイナンシャルプランナー)に相談する
の3種類が大きく分けてあります。
正確にいえば、どれを選んでもFP(ファイナンシャルプランナー)が相談にのってくれるケースが多いのですが、FP(ファイナンシャルプランナー)の立場によっても無料相談のメリットデメリットが違ってくるのです。
生命保険会社に相談する
生命保険会社に所属しているFP(ファイナンシャルプランナー)は、所属している生命保険会社の商品をすすめざるを得ません。これは、給料をもらっているため仕方ないことです。つまり、「いくら公正なアドバイスをします!」と言っても、すすめられる生命保険は所属している生命保険に偏ってくるため本当に相談者にとって有益な保険ではないケースも多々あるのです。
保険相談専門窓口で相談する
保険相談専門窓口では、取り扱う商品数は多いものの、FP(ファイナンシャルプランナー)が対応してくれるとは限りません。店舗にFP(ファイナンシャルプランナー)が在籍していることは多いのですが、混雑時などにはスタッフが対応するケースもあるため、専門的に十分なアドバイスが得られるかは疑問です。
また、保険相談の専門窓口で相談すると、「生命保険」の話に終始してしまうケースが多いのです。本来は、生命保険というのは家計に密接にむすびついているもので、住宅ローン、家族構成、将来のライフプラン、貯金・貯蓄方法、年金、不動産投資、株式投資などまで総合的に考える必要があるのですが、保険販売の窓口では、「生命保険を販売すること」に重点が置かれてしまうため、保険商品は公平に紹介してくれる可能性はあるのですが、相談の幅が狭いデメリットがあります。
独立系FP(ファイナンシャルプランナー)に相談する
独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)は、上記に挙げたようなデメリットがありません。
個人事業主として保険相談を行っているため、生命保険の商品を販売することも重要なのですが、それ以上に相談をした人からの紹介が重要な営業接点になるため、相談者の方の満足度を非常に重視しているのです。
独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)にとっても、特定の生命保険会社の商品をすすめた方が生命保険会社から得られる紹介報酬が高いということはあるのですが、それ以上にお客様の信頼が重要になるのです。
独立系FP(ファイナンシャルプランナー)は、相談者の方の信頼をそこねてしまうと、そこからの紹介に期待できなくなるため、廃業するしかなくなってしまうからです。
上記の理由があるため、生命保険以外の多岐にわたる悩みにも快く相談にのってくれます。「教育費はどうすればいいのか?」「おすすめの住宅ローンはどれなのか?」「本当に今、住宅購入すべきなのか?」「税金を安くする方法はないのか?」、家計全般の相談にのってくれるでしょう。
独立系FP(ファイナンシャルプランナー)のデメリットももちろんあります。独立系FP(ファイナンシャルプランナー)の能力が個人に依存してしまうことです。ダメなFP、良いFPの差が激しいのです。独立系FP(ファイナンシャルプランナー)に生命保険相談する場合には、ダメな提案しかしてこないFPを見極めることが重要になってくるのです。