中立な立場で生命保険の無料相談のウソ

tenbin128_128『中立な立場で生命保険の無料相談ができるので、生命保険会社に所属しているFP(ファイナンシャルプランナー)よりも、独立したFP(ファイナンシャルプランナー)の方がおすすめです。』といううたい文句は信用してしまっても良いのでしょうか?

中立という本当の意味

確かに、生命保険会社に所属しているFP(ファイナンシャルプランナー)というのは、その生命保険会社から低額の給料をもらっているため、相談に来た方に提示する保険商品というのは、所属している生命保険会社の商品が中心になってしまいます。

このため、「本当に相談者に対してメリットのある生命保険を紹介しているのか?」という疑問が残るのは当然のことなのです。

一方、最近増えてきた独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)の場合は、生命保険会社などに所属していない個人事業主です。

そのため、相談者に対して紹介できる生命保険は、すべての生命保険になり、幅広い選択肢の中からFP(ファイナンシャルプランナー)が相談者の状況に最適と思われるものを提案することができるのです。

だから、『中立な立場で生命保険の無料相談ができるので、生命保険会社に所属しているFP(ファイナンシャルプランナー)よりも、独立したFP(ファイナンシャルプランナー)の方がおすすめです。』と言われるのです。

上記のうたい文句は決して完全に間違っているわけではありません。

しかし、「完全な中立」「完全な公平」と言われるとこれは間違っています。

独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)は、契約している生命保険会社から販売手数料(販売マージン)をもらうことで個人事業主としての生計を立てています。

この販売手数料(販売マージン・コミッション)は、生命保険の種類、生命保険会社によってことなり、初年度契約料の2割~3割が相場と言われています。この販売マージンは、毎月支払いのものや一括払いの物、1年間の月払いのものなど、多岐にわたっているのです。また、商品によっては販売マージンが2倍以上大きくなるものも当然のように存在するのです。

独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)も、お金を稼がなければ給料がないわけですから、自然と「販売マージンの高い生命保険」に力を入れて販売するようになります。

これが大きな罠なのです。

  • 「販売マージンの高い生命保険」 = 「生命保険会社の利益が大きい生命保険」
  • 「販売マージンの高い生命保険」 = 「人気がない生命保険だから、マージンを増やしてでも売りたい商品」

の可能性が大きいからです。

「生命保険会社の利益が大きい生命保険」というのは、イコール保険加入者の負担が大きい商品ということになります。「人気がない生命保険だから、マージンを増やしてでも売りたい商品」というのは、イコール保障の魅力が不十分で人気がない商品ということになるのです。

もちろん、「販売マージンの高い生命保険」がすべて悪かという言われるとそういうわけでもなく、魅力的な商品でも販売を増やしたいためにマージンが手厚い生命保険もあります。

また、独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)がみんな「販売マージンの高い生命保険」を勧めてくるのか?これもすべてがそうと言い切れるものではありません。独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)は営業や紹介が命ということも多く、不利益なものを販売してしまって、評価が下がったら紹介してもらえないと思うため、でき
るだけ相談者のメリットになる「生命保険」を提案してくれる方もいるからです。

じゃあ、どうすれば良いの?

自分で生命保険の良し悪しを判断する知識とスキルを得ることが重要です。

生命保険のことへの理解が足らなければ、独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)が正しいことを言っているのか?間違っているのか?の判断も、提案された生命保険が本当に良いものなのか?の判断も、つきません。

FP(ファイナンシャルプランナー)の生命保険無料相談、店舗型の生命保険無料相談を利用するなということではなく、まず最低限の生命保険の知識は自分で身に着けたうえで、複数の生命保険無料相談を利用することで、自分の判断で本当に価値のある生命保険を探すことが重要ということなのです。