毎月毎月、支払っている社会保険料が高いと感じたことはないでしょうか。そうなのです。国民は強制的にすでに様々な保険に入っているのです。この社会保険で適用される保障があることを認識していない方意外と多いのですが、すでに入っている保険と民間企業の提供している生命保険の保障が重複していたら、無駄な保険料を支払っていることになるのです。
社会保険の内容を把握して、生命保険を見直し
生命保険に入るときには、必要保障額を算出してその金額を賄えるように保険金額を決めて生命保険に加入します。
しかし、実はこの必要保障額から、すでに強制加入している保険(社会保険)の保障は除いて計算した方が保険金額は低くなり、保険料も少なくて済むのです。
社会保険の内容を今一度把握しよう
つまり、自身が加入している社会保険の内容を今一度確認する必要があるのです。人によって、加入している社会保険は異なります。
年金保険
俗にいう年金です。年金は、老後の生活費のために支払われる老齢年金が有名ですが、障がい者に支払われる障害年金や、世帯収入を稼ぐ夫が死亡したときに支払われる遺族年金などがあります。
遺族年金はまさしく生命保険と同じ死亡保障ということになるため、遺族年金分は必要保障額から除くことができますし、年金による収入も、残された家族の生活費から除くことが可能なのです。
医療保険
ケガや病気などの状態で給付される保険
介護保険
寝たきりなど介護が必要な状態になった時に介護サービスを受けられる保険
労働保険
勤務中の事故やケガに対して給付される労災保険と、失業時に給付される雇用保険があります。
このように、そもそも加入している社会保険というのも保障がはじめからある程度は用意されているのです。社会保険の保障額は、サラリーマンか、公務員か、自営業者か、などで異なり、かつ加入した時期や年齢などでも異なってくるため、個々人が確認するしかないのです。
必要保障額のすべてを民間企業の生命保険や医療保険で賄う必要があるわけではないことを知っておきましょう。仮に、社会保険の保障を考えずに生命保険に加入しているのであれば、保険金額を減らすなど生命保険見直しのチャンスと言えるでしょう。