「生命保険の見直しって本当に必要なの?」と思っている方も少なくないのではないでしょうか?ここでは生命保険の見直しが必要な理由について解説します。
生命保険の見直しで保険料は半分以下になっている?
テレビのCMでも知名度が高くなっているネット生保の「ライフネット生命」が公開しているアンケートデータは下記のようになっています。
ライフネット生命の生命保険見直しのアンケート結果
- 生命保険見直し前:月額保険料の平均 14,941円
- 生命保険見直し後:月額保険料の平均 7,938円
調査期間:2013年1月25日~1月31日
調査対象件数:3055人
と平均で7,002円の生命保険の保険料の削減ができているのです。
割合でいえば、53%減です。
保険料が半分以上減っているのです。
もし、これが10年ものの定期保険であれば
月間:7.002円の節約
年間:84,024円の節約
10年間:840,240円の節約と約84万円もの差になって現れるのです。これは生命保険の見直しがうまく行った例ではなく、平均値なのです。
これでも「生命保険の見直しの必要はない」と言い切れる人はいるのでしょうか?
では、なぜ生命保険の見直しによって保険料が減るのかの理由について解説していきたいと思います。
生命保険の見直しで保険料が下がる理由
1.単純に保険料が安い生命保険会社が登場したから
上記のライフネット生命のように保険料が安いネット生保というものが台頭してきました。店舗を持たないことでそもそも保険料が安いのです。
ネット生保の保険料の安さに引っ張られて、従来からある生命保険会社も保険料を見直さざるを得ない状況になっているのです。これだけでも生命保険を見直すことで保険料が安くなる可能性があるのです。
2.ライフステージの変化によって必要な生命保険が変わるから
お子さんが生まれたタイミングで生命保険に入る方が多いのですが、この時に生命保険に入って1年後に住宅ローンを利用して住宅を購入したとします。
そうすると、必要な生命保険の保険金額は大幅に下げられるのです。
なぜなら、住宅ローンがあれば万が一契約者が死亡してしまっても、残された家族に住宅は残るからです。残りの借金は団信という住宅ローンの特約によってゼロになります。
生命保険は残された家族が生活していくのに必要な金額を保険金額に設定するものなので、住宅ローンがあるかないかで、保険金額は1000万円ほどは変わってくるのです。
保険金額が1000万円下げられるのであれば、保険料も1万円ほどは下がるでしょう。
このようにライフステージが変わるたびに生命保険は見直すべきものなのです。多くの方はこれをしないために無駄な保険料を支払っているのです。
3.新しい生命保険の商品が登場する
例えば、今までの主流は定期保険でしたが、最近では収入保障保険が一般的になってきています。
収入保障保険は満期まで毎月保険金額が給料のように支払われるもので、満期までに死亡した場合に一定の保険金額が支払われる定期保険と比較して、じょじょに受け取れる保険金額は少なくなっていきます。
無駄のない生命保険なのです。
そのため、定期保険よりも、収入保障保険の方が保険料は安いのです。
5年前であれば、収入保障保険というのはほとんどありませんでした。このように新しい形の保険商品が登場している可能性もあるのです。
まとめ
上記の3つの理由が大きな理由として、生命保険の見直しを行うと保険料が安くなる可能性が生まれてくるのです。
見直した結果、「今のままの生命保険のままにする」という判断も全然ありなので、まずは生命保険の見直しを検討してみると良いでしょう。