長い人生の中では、色々なライフステージがあります。たとえば、独身時代、結婚、子供が生まれる、子供の独立、退職、定年後・・・とどんな人でもライフステージがライフイベントごとに変わっていくのです。ライフステージが変われば必要な保障というのも、当然変わってくるのです。独身の方と子供が2人いる方では入るべき生命保険が違うのです。そのため、ライフステージが切り替わるごとに生命保険の見直しをするのが必要なのです。
ライフステージごとの生命保険の見直しの考え方
1.結婚
結婚をすると独身から既婚者になります。当然、旦那さんであっても、奥さんであっても、働いている場合に片方に万が一のことがあったら収入が途絶えてしまうことになります。
この場合に残された遺族が普通に仕事をして収入を得ることはできると思いますが、それでも葬式代や働くまでの期間の生活費なども必要になります。
しかし、お互い独立して働くことができるため、大きな保障は必要ないのです。
2.子供ができる
子供ができると、状況は一変します。仮に旦那さんが働いていて、奥さんが専業主婦の場合、旦那さんに万が一のことがあっても、子供がいると奥さんが働くにしても限界が出てきます。この場合は必要な生活費も、子供ができる前とは違って必要保障額が増えるのです。
さらに子供ができると将来の教育資金の積み立てというものも考えなければなりません。これが学資保険です。今まで加入している保険から大きく見直しが必要と言えるでしょう。
3.住宅を購入する
マイホームを買うというのも一大イベントと言っていいでしょう。住宅ローンに入ると民間銀行であれば団体信用生命保険というものに加入することになります。この団体信用生命保険というのは、契約者が死亡した場合に住宅ローンの返済義務がなくなり、ローンが完済前であったとしても住宅が自分のものになる制度なのです。
つまり、万が一のことがあっても、住宅は確保できることになるため、今度は必要保障額が減ることになるのです。ここでも保障を引き下げられるので生命保険の見直しが必要になるのです。
4.子供が独立する
子供が独立すると、万が一のことがあっても必要なのは配偶者が生活するための費用だけになるので、必要保障額がさらに引き下げることが可能になります。
5.定年退職
定年退職をすると退職金がまとまって入ってくる方が多いと思います。また、年金の受給もはじまれば必要保障額というのはさらに見直しができると言えるでしょう。
まとめ
上記には簡単に書きましたが、このようにライフステージによって必要な保険金額というのは変わってくるのです。必要保障額が大きい保険に加入したままになっているということは大きな損をしているということになるのです。ライフステージが変わるライフイベントが発生するタイミングでは、生命保険の見直しをするべきなのです。