収入保障保険の選び方「給付金支払タイプで選ぶ」

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収入保障保険は、定期保険の一種ですが、保険金が満期までの残存期間に対して月額で支払われるため、満期に近づけば近づくほど受け取れる保険金総額が減る仕組みの生命保険です。無駄のない生命保険、逆三角形の生命保険として人気の高い生命保険になります。

給付金とは

給付金とは保険金のことで、収入保障保険の場合は、満期になるまでの期間、毎月決められた額の給付気にを受け取れることになります。

満期が60歳で10万円の給付金の収入保障保険に加入していて、40歳の時に亡くなった場合には、20年間10万円が受け取れて、総額で2400万円が保険金として受け取れるというような設計になっているのです。

この給付金は基本的には毎月一定額で決まっているものなのですが、収入保障保険の中には一定額でないものもあるのです。

収入保障保険の給付金支払タイプ

給付金支払タイプ

  • 定額型:毎月一定額の給付金が受け取れる収入保障保険
  • 逓増型:徐々に受け取れる給付金が増えていく収入保障保険

30歳、男性、無解約返戻金型収入保障保険(無配当)の場合の給付金比較

無解約返戻金型収入保障保険(無配当)

項目 定額型 逓増型
月払保険料 2,810円 5,150円
1年経過時の給付金 100,000円/月 100,000円/月
2年経過時の給付金 100,000円/月 103,000円/月
10年経過時の給付金 100,000円/月 130,500円/月
15年経過時の給付金 100,000円/月 151,300円/月
20年経過時の給付金 100,000円/月 175,400円/月
25年経過時の給付金 100,000円/月 203,300円/月

上記を見ればわかるとおりに、定額型は契約者が死亡したときから何年経過しても毎月の給付金額は同じですが、逓増型は経過年数が増えるごとに徐々に支払われる給付金額が増えていることがわかります。

当然、支払われる給付金額が大きくなる逓増型は月払い保険料も定額型と比較して高く設定されています。

なぜ、逓増型の収入保障保険があるの?

基本的には年数が経過していくと、残された家族が生活するために必要は必要保障額というのは少なくなっていきます。

これは子供が独立するからです。子供が独立すれば、生活費はもちろん減りますし、学費の負担がなくなります。さらに仕送りなどをもらうなどでプラスになることもあるため、子供が独立する前と後では必要な生活費が格段に下がるのです。

しかし、子供が独立する手前の大学、高校というフェーズでは小学校や中学校よりも、塾や受験、私立、携帯代、パソコン代、スポーツなどの費用・・・と負担は増えてしまうことが多いのです。

そのため、子供が小さいころに収入保障保険の契約者がなくなってしまった場合には残された家族にとっては徐々に受け取れる給付金額が増えていく逓増型の生命保険の方が望ましいというケースがあるのです。

逆に子供が独立してしまって以降は、とくに必要な生活費の増減はあまりないため、定額型で十分という考え方もあります。

また、逓増型には、インフレリスク(物価上昇リスク)にも対応することが可能になります。10年経過後に物価が10%上昇していたら、おなじ給付金額がもらえる定額型の場合生活は苦しくなってしまうのです。

まとめ

子供が小さい方が収入保障保険に入る場合には逓増型の収入保障保険も検討することをおすすめします。すでにお子さんがそれなりの年齢になっている場合には定額型でも十分対応可能です。

逓増型の場合は保険料が高くなってしまうため、同じ保険料でどちらのもらい方が良いのか?比較検討して、受け取る側の奥さんと相談の上、決めると良いでしょう

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