生命保険は、さまざまなところで無料で相談ができます。FP(ファイナンシャルプランナー)、生命保険会社、生命保険会社の営業マン、一括見積サービス、生命保険相談専門店などです。では、この生命保険相談にはデメリットやリスクはないのでしょうか?
生命保険相談のメリット
保険の専門家の話を聞ける
やはり一番は、「保険の専門家」の話を聞けることです。いくら自分で勉強したところで、本に書いてある知識以上にはなりません。しかし、「保険の専門家」は何百人、何千人の経験があり、データを把握しているので自分にはわからない解決策や方法を提示してくれる可能性が高いのです。
生命保険以外のライフプランのことも相談できる
これは、保険会社や保険専門店ではなく、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談した場合ですが「生命保険」のことだけの相談しか受けないという方はほとんどいません。というのも、生命保険は保険だけで考えられるものではなく、将来の収入、将来の支出、今後のライフプラン、住宅ローン、学資保険、教育ローン、貯蓄、資産運用・・・と様々な指標と密接に関係しているのです。「生命保険の相談なので、住宅ローンのことは話しません。」というFPがいるとすれば、すぐに断った方がいいぐらい、ライフプラン全体の相談が可能なのです。
無料であって、加入しなくても問題なし
基本的にはすべて相談は無料であるのが一般的です。また、提案された内容を受け入れるか、どうかはあなた次第なので、断っても全然問題はありません。
生命保険の情報量
「どんな生命保険があるのか?」これを自分で調べるのには限界があります。専門家ゆえに把握している生命保険商品の数は、自分で調べた数よりも断然多いでしょう。
生命保険相談のデメリット
相談する人によっては、すすめたい商品がでてきてしまう
例えば、生命保険会社に所属しているFPに相談した場合は、「相談者にとって理想の生命保険」<「自社が所属する生命保険会社の商品」の方が重要になってしまい、本当にメリットのある生命保険商品を提案してもらえない可能性があります。もちろん、所属している生命保険会社に給料をもらっているわけですから仕方ないと言えば仕方ありませんが、相談するFPの選び方によっては正確な情報が得られない可能性があるのです。
無料だからこそ、「断りにくい」
「生命保険相談は無料です。断ってもいいです。」と言われても、専門家の方が提案してくれたものを「今回は希望に添えなかったのでお断りさせていただきます。」ときっぱり断れる方はどのくらいいるのでしょうか。無料なのに、わざわざ来てもらって、資料を用意してもらって、決めなくてはいけないのでは。と思ってしまうリスクがあるのです。「断るのが申し訳ない」という気持ちがあることはいいことなのですが、「断っても構わない」と言っている以上、希望に合わなかったり、相談者の人に信頼をおけない場合は、きっぱり断ることを心がけましょう。