テレビやCMで生命保険の比較広告というのは今まではかなりタブー視されていました。これはなぜでしょうか?
生命保険を比較することは法律で禁止されていた
生命保険というのは、車やパソコンなどと違って「付加価値」の少ない商品です。
車であれば10万円高くても、このメーカーが好き、デザインがかっこいいという「付加価値」によって、価格だけが安くてもその車を買うかどうかはわかりません。
しかし、生命保険の場合は
1000万円10年の定期保険での保険料が1000円と2000円と3000円であったら、町がなくほとんどの方が1000円を選ぶでしょう。支払われる保険金額のお金にはデザインも、付加価値も、ないのです。
あるとしたら、保険会社の倒産リスクの差ぐらいと言っていいでしょう。
そのため、多くの生命保険会社は比較はしてほしくない。というのが本音のところなのです。
同じ保障でも、2倍価格が違うことすら当たり前になってきているのです。
1990年代は法律で生命保険の比較が禁止されていたぐらいです。
ネット生保の登場、保険比較サイトの登場で、比較も容易な時代に
CMでも、「今の保険料と比較してください。」と生命保険の見直しシミュレーションを誘導するネット生保のCMをよく見ます。また、保険の比較サイトでは、自分の年齢と希望する保険商品の種類を入力すれば、比較表で保険料順に比較することも可能になっているのです。
今後も、この流れはどんどんすすんでいくと言えるでしょう。
そのため、生命保険会社も単純には比較できないように、複雑な複合プランを用意したり、独自の付加価値をつけたりと試行錯誤をしているのです。
生命保険の利用者としてはどうするべきなの?
自分で選びたい人は
保険の比較サイトで保険料と保障を比較して、自分にあった生命保険を選び、資料請求の上詳細を吟味するというのが一つのほうほうです。
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複雑すぎてどれがいいのかわからないという方は
FP(ファイナンシャルプランナー)に相談すると良いでしょう。複雑な保険のプランのなかでも、比較的中立に相談者の状況や要望にあった生命保険をピックアップしてくれるはずです。
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