収入保障保険は基本的には契約者の方が死亡してから満期になるまでの期間、毎月○万円という保険金(給付金)が支払われる生命保険です。収入保障保険の場合は、この保険金の受け取り方法にも種類があるのです。受け取り方法によってメリットデメリットも変わってきます。
大きく分けて3種類ある収入保障保険の受け取り方法
収入保障保険には3つの保険金受け取りの方法があります。
1.毎月受け取る
保険金を給付金として毎月満期まで受け取り続ける方法です。これは給料のように一定額が振り込まれ続けます。毎月受け取ることで、一時金で受け取ってしまって使いすぎてしまったということが起こりにくい受取方法です。
2.一回で受け取る
満期までの総額を一時金として受け取る方法です。葬儀費用や自動車ローンの一括返済などに充てる余裕資金がない場合は一時金として受け取った方が良いというケースがあります。
3.毎月+一回で受け取る
一時金も必要だけど、初めに全額もらってしまうとその後の生活費が心配という場合は、一時金でいくら?毎月の分でいくら?と分散して保険金を受け取ることが可能なのです。
受け取り方法の違いの具体例
月払い保険料5400円、最低支払保証期間1年、15万円定額型、保険期間55歳で、契約から6年目(41歳)のときに亡くなられた場合
1.毎月受け取る
月額15万円×229回 = 約3,435万円
2.一回で受け取る
一時金 約2,951万円
3.毎月+一回で受け取る
月額10万円×229回 + 一時金 約983万円 = 約3,273万円
となります。毎月受け取る方が資産運用余地があるため、一時金として受け取るよりも保険金額は多くなります。
まとめ
収入保障保険の選び方というタイトルで「受け取り方法」の違いを解説しましたが、実はほとんどの収入保障保険では上記の3通りの「受け取り方法」を選ぶことが化膿です。
つまり、はじめの収入保障保険選びのタイミングでは大きく意識する必要はないのです。
とはいえ、いざ受け取るというタイミングでは非常に重要なポイントになってくるので、こういう受け取り方があるんだということを知っておきましょう。