FP(ファイナンシャルプランナー)は、基本的には家計運用のプロです。また、生命保険のプロでもあります。更に言えば、常に営業活動をしているため、話術も巧みな方が多いのです。
予備知識がない状態で相談に行くと・・・
生命保険の予備知識がない状態で、FP(ファイナンシャルプランナー)と相談してしまうと
- 「なるほど、生命保険ってそういう仕組みなんですね。」
- 「なるほど、この生命保険がお得なんですね。」
- 「わかりました。次回の打ち合わせまでに決めておきます。」
なんて、とんとん拍子にFPの言うがままに打ち合わせが進んで行ってしまう可能性が高いのです。
もちろん、これだけスムーズに言っても、後悔しない生命保険に加入できる可能性もありますが、良心的ではないFP(ファイナンシャルプランナー)にあたってしまえば、「このお客は何も知らないから、販売マージンの高い生命保険を勧めて決めさせよう!」と判断されてしまっても、仕方がないのです。
では、どうやってFPは相談者の知識量を見極めるのでしょうか?
「質問のレベル」で把握するのです。
- 的を得た質問をしてくるのか?
- 生命保険の商品知識を持っているのか?
- 自分で検討した経験があるのか?
- 何人ぐらいのFPと面談したことがあるのか?
これらの質問を通して、「このお客さんは生命保険に対して深い知識があるから、マージン欲しさに変な保険商品を提案しても見抜かれてしまう。」と思うのか?「このお客は何も知らないから、販売マージンの高い生命保険を勧めて決めさせよう!」と思うのか?が分かれてくるのです。
もちろん、FP(ファイナンシャルプランナー)と同等の知識までは必要ありませんが
例えば
- 「資料請求をして、一通り主要な会社の生命保険のパンフレットに目を通した」
- 「生命保険に関する本を2冊読んだ。」
ぐらいのレベルで十分なのです。
それすらもしない無防備な状態で、「相談できるんだから自分で学び必要はない」と思っている方ほど、メリットの少ない生命保険をつかまされる可能性があるのです。
もちろん、すべてのFP(ファイナンシャルプランナー)が販売マージンの多い、少ないで保険相談をしているわけではありません。しかし、彼らも独立していて、個人事業主である以上、少しでも売上を稼げる商品を案内するというのはごく自然なことなのです。
まとめ
FP(ファイナンシャルプランナー)に相談する前に、最低一冊は生命保険の本を読み、最低3社ぐらいは生命保険会社のパンフレットに目を通しておくことをおすすめします。