個人年金保険の重要性が年々高まっています。同じ「保険」という名前がつくものの、生命保険などとはかなり性質の違う保険ですが、同時に検討すべき保険ともいえるのです。
個人年金保険とは
個人年金保険とは
老後資金のために現役世代のうちに保険料という形で積み立てをしておけば、ある一定年齢を超えたときに公的年金のように毎月一定額を受け取ることができる保険商品です。
もっと簡単に言えば
国が用意してくれている公的年金(国民年金、厚生年金)だけでは不安という方は
自分の老後資金のために、自分で毎月お金を積み立てて準備をしましょう。
ただし、自分で貯金をするのには強制力もないですし、預けた分しか老後資金には使えません。
そこで、保険会社が代わりに老後資金を用意するための積み立て型の保険商品を用意したのです。
決った期間保険料の支払いを続ければ、受給開始から死ぬまで毎月年金を受け取れることになるのです。
これが個人年金保険です。
個人年金保険の必要性
個人年金の必要性は年々高くなっています。
2013年9月15日時点の推計人口によると、65歳以上の人口は3186万人となり、総人口に占める割合は25.0%と過去最高を更新し、人口の4人に1人が高齢者となったのです。
1970年の7.1%から見れば約4倍に高齢者の割合が増えているのです。
年金は現役世代が支払った年金額が、65歳以上の方に支給される仕組みですから、支える高齢者の割合が高くなればなるほど、現役世代の負担が大きくなるということなのです。
「社会保障制度が崩壊する」とTVのニュースでも盛んに報じられていますが、4人に1人が高齢者の社会が続けば、今の年金制度は崩壊してしまう可能性も少なくないのです。
今年金を支払っている方が今年金を貰っている方と同じ金額の年金を受け取れるとは到底考えられないのです。
しかも、現在受け取れる年金額でも、決して十分とは言えません。
下記は年金の受給額の概算ですが
年金の種類 | 平均年収 | 勤続年数 | |||
---|---|---|---|---|---|
25年 | 30年 | 35年 | 40年 | ||
国民年金 | – | 約4万円/月 | 約5万円/月 | 約6万円/月 | 約7万円/月 |
厚生年金 | 240万円 | 約2万円/月 | 約3万円/月 | 約4.5万円/月 | 約5万円/月 |
360万円 | 約4.5万円/月 | 約5万円/月 | 約6万円/月 | 約7万円/月 | |
500万円 | 約6万円/月 | 約7.5万円/月 | 約8万円/月 | 約10万円/月 | |
600万円 | 約7.5万円/月 | 約9万円/月 | 約10万円/月 | 約11.5万円/月 |
年収360万円の方で、30年間働いていた人でも
月約5万円しかもらえないのです。
バイトの大学生でも、もっと収入があります。
そのぐらいわずかな金額しか年金というのはもらえないのです。
ゆとりある老後生活を送るためには、公的年金だけではどうしても不足してしまうために
- 預金
- 株式投資
- 不動産投資
- 生命保険
- 個人年金
- 老後も働く収入
- 子供からの支援
などで別の収入を用意しておく必要があるのです。
その一つの選択肢として有力なのが「個人年金保険」なのです。
すでに3割の方は個人年金保険に加入している
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査:平成25年度」では
公的年金以外の老後の生活資金をまかなう手段は?
という質問の回答に
個人年金保険と回答した人が30.6%いました。
すでに3人に1人は個人年金保険に加入して老後資金のために準備をしているのです。
個人年金保険も毎月の保険料の支払いが発生するため、生命保険と同時に家計全体の負担を考えながら検討すべきものと言えるでしょう。
個人年金保険はいくら払っていくらもらえるのか?
では、個人年金保険というのは、毎月いくらの保険料を払えば、年金はどのくらいもらえるのでしょうか?
個人年金の平均データを見てみると
- 平均保険料は月額15,750円
- 平均受給額は月額93,250円
になっています。
月1.5万円ほどを支払えば、年金の受給開始年齢になれば、約10万円ほどの年金が受け取れるのです。当然、公的年金ももえらるので、プラスして受け取ることが可能になります。
平均額ぐらいの公的年金以外の収入は、充実した老後生活には必要なのではないでしょうか。
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