貯蓄性のある生命保険と定期預金はどっちがお得なのでしょうか?あくまでも満期まで利用した場合の2014年1月時点の金利で比較してみました。
貯蓄性のある生命保険と定期預金の比較
ソニー銀行「養老保険」
- 保険料払い込み期間 20年
- 月払い保険料 3万9840円
- 満期保険金 1000万円
払込保険料総額 9,561,600円
満期保険金額 10,000,000円
20年分の利息 4.58%
じぶん銀行「3か月もの円定期」
- 金利 0.4%
- 毎月積立額 3万9840円
- 積立期間 20年 複利
税引き後預金額 9,875,171円
となります。
つまり、この場合は定期預金よりも養老保険の方が、124,829円お得ということになります。
ただし、下記のことも加味する必要があります。
- 生命保険の場合は、生命保険控除によって税金が安くなる
- 生命保険の場合は、途中解約時の解約返戻金が元本割れする可能性がある
- 生命保険の場合は、契約者の死亡時にも保険金が支払われる
- 定期預金の場合は、途中解約しても元本割れはしない
- 定期預金の場合は、1000万円までは預金保険で銀行倒産時にも預金は保護される
- 生命保険の場合は、倒産時には責任準備金分は保護されるが元本割れする可能性もある
編集部の考えとしては、生命保険控除があること、満期保険金額は定期預金の利息よりも多くなること、生命保険としての機能もあることから
- 倒産のリスクが少ない生命保険会社を選ぶこと
- 途中解約をしないこと
この2つがクリアできるのであれば、生命保険の方が貯蓄の方法としては優秀と考えられるのです。
逆に途中で解約する可能性が高いというのであれば、定期預金を選んだ方が良いということになります。