20代~30代で独身の方は、どういう形の生命保険を選ぶべきなのでしょうか。ここでは20代~30代独身の生命保険の選び方について解説します。
20代~30代独身の前提条件
独身:20歳~39歳
世帯年収:300万円~400万円
住宅:なし貯金の機能が必要
独身だと病気が心配
住宅は購入していない
20代~30代独身の生命保険選びのポイント
高額な補償額は必要なし。将来のお金を貯める機能のある生命保険を選ぶべき
明確なのは、死亡したとしても養うべき家族がいなければ残すべきお金というものがほとんど必要ないのです。
用意すべきなのは、両親や兄弟などに対して、万が一のことがあった際の葬儀費用なのです。100万円~200万円の保険金額で十分ということになります。
同時に考えたいのは、将来結婚をした場合、子供ができた場合に大きなお金が必要になってくることが想定されるため、独身のときからある程度の準備はしておく必要があるということなのです。
とくに結婚が遅くなればなるほど、貯蓄が必要になってくるのです。
「貯蓄」+「万が一のときの少額の保険金」を実現するのにうってつけの生命保険が終身保険です。
終身保険は少額の保険金でも、それなりの保険料がかかってしまいますが、解約しても解約返戻金が戻ってくる特徴があります。貯金代わりに保険料払込期間が短い終身保険に入っておくと良いでしょう。
最低限の医療保険に入っておく
収入が少ない状況では、病気によって働けなくなるリスクや医療費にかかる負担に対する準備が必要になります。20代~30代であれば病気のリスクも低いので、最低限の割安な医療保険に入っておけば良いでしょう。
子供が独立してしまえば、万が一のことがあっても残された家族が生活するのに必要な金額「必要保障額」は下がっていきます。つまり、掛け捨て型の定期保険や収入保障保険に入っている方には絶好の生命保険見直しのチャンスと言えるのです。保険金額を適性に合わせて引き下げることで、保険料を軽減することができます。
死亡保障よりも、病気になるリスク、介護リスク、老後の生活資金などにお金の支払先を移すタイミングと言えます。
とくに女性の場合は、女性特有の病気やがんの可能性も高くなってしまうので、同時にがん保険を検討すると良いでしょう。
20代~30代独身の生命保険選びの例
独身
- 終身保険:保険金額200万円(払込期間45歳まで)
- 終身医療保険:入院給付金5000円
- がん保険:診断給付金200万円
想定保険料
- 独身:10,000円
- 合計:10,000円
まとめ
20代~30代独身の場合は、まずは貯金と少額の保険金額を目的とした払込期間の短い終身保険に入ることをおすすめします。
当然、結婚すれば生命保険は見直すものですので、解約を前提とした貯蓄性のある生命保険としての活用です。
加えて、病気になった時、がんになった時の一時的な収入減に対応すべく医療保険とがん保険も割安なもので良いので入っておくべきなのです。
独身の間は月1万円ほどを保険料に回すイメージで組み立てると良いでしょう。