20代~30代で家族を持ち子供がいる家庭では、どういう形の生命保険を選ぶべきなのでしょうか。ここでは20代~30代ファミリーの生命保険の選び方について解説します。
20代~30代ファミリーの前提条件
夫:20歳~39歳
妻:20歳~39歳
子:0歳~5歳世帯年収:400万円~500万円
住宅:保有(住宅ローンあり)
妻:専業主婦子供が小さい
収入も多くはない
将来の教育費も必要
20代~30代ファミリーの生命保険選びのポイント
割安の保険料で高い必要保障額を確保できる収入保障保険を選択する
子供が小さい時は、稼ぎ手の世帯主に万が一のことがあった場合に残された家族が必要とする生活費も高くなってしまいます。
そのため、保険金額が大きい掛け捨て型の生命保険を選ぶべきなのです。
掛け捨て型の生命保険には、「定期保険」「収入保障保険」がありますが、定期保険よりも無駄がなく、同じ保険金額だとしても保険料が安くなる「収入保障保険」を選ぶべきと言えます。
子供の成長とともに必要な保険金額は減っていくため、同時に保険金額が減っていく形の「収入保障保険」が最適なのです。
稼ぎ手の旦那さんがケガや病気で働けなくなったときのためにに割安な医療保険を準備する
当然、旦那さんや奥さんのどちらかが病気になってしまった場合の医療費に対しても最低限の準備をしておく必要があります。入院給付金を抑えるなどして割安の保険料でも、医療保険に入る必要があります。
医療保険については、女性特有の病気に対する対応として、奥さんの方に手厚い保険を入れておくなどの方法もおすすめです。
子供が大きくなるにつれて必要になる学費を学資保険や終身保険によって準備する
本来の意味での教育費用をねん出するための保険というのは「学資保険」ですが、実は使い方によっては「終身保険」も解約時に解約返戻金を受け取れるため、教育資金のためにも利用できるのです。
教育資金で「終身保険」を選ぶ場合には、払込期間を手前に設定しておく必要があります。払込期間が満了する前に解約してしまうと受け取れる解約返戻金が支払った保険料よりも少なくなってしまうからです。
20代~30代ファミリーの生命保険選びの例
夫
- 収入保障保険:給付金額15万円(25年)
- 終身保険:保険金額500万円(払込期間65歳まで)
- 終身医療保険:入院給付金5000円
妻
- 終身保険:保険金額200万円(払込期間45歳まで)
- 終身医療保険:入院給付金5000円
想定保険料
- 夫:15,000円
- 妻:10,000円
- 合計:25,000円
まとめ
20代~30代ファミリーの場合は、子供が小さいこともあり、万が一の際の十分な保険金額を確保することが一番重要なポイントです。医療保険にも入り、リスクに対して万全の体制を取るべきです。
また、子育ての中での大きな支出である教育資金も十分に貯める準備が必要なのです。